2015年4月8日水曜日

「だれも知らない建築のはなし」試写会へ行ってきました

石山友美さんの制作したドキュメンタリー映像「だれも知らない建築のはなし」、試写の招待を頂いていたので、見に行ってきました。ビエンナーレでは日本館のピロティ・スペースで流れていた映像。昨夏ヴェネツィアでは滞在時間が短すぎて満足に見ることがかなわなかったので、今回の試写会にはなんとしてもと思っていました。
映像作品、実によかったです。ストーリーとしては、とくにポストモダニズムまでが面白かった。しかし、アイゼンマンがあんなにわかりやすく話す人だとは…。難解な理論家のイメージがあったので、いまさらに好感度アップ。ジェンクスのコメントもわかりやすくてよかった。コールハースはあいかわらず斜めな感じで○。
日本人建築家は、磯崎新、安藤忠雄、伊東豊雄、三名だけでしたが、それぞれの語りに三者それぞれの立場が透け見えました。ポストモダニズムを含め、今後きちんとした歴史的検証がなされていくことを予感させました。ちなみに福岡のデベロッパーの方のコメント、効果的でした。こういう企画では実に貴重。